「実践:アート・アーカイビング」は、アート・アーカイブへの理解を深めるためのレクチャーや、文書管理の基礎的なスキルを学ぶ連続ワークショップを通じて、アート・アーカイビングにかかわる実践的な人材育成を目指します。
そこで、この度レクチャー、ワークショップへの参加者を募集いたします。
アート・アーカイブに関心のある方、学生、NPO関係者、アーティスト、アート活動に関心のある方どなたでも参加できますので、ご興味のある方はお気軽にご応募ください。
先着30名の募集となっていますのでお申し込みはお早めに。
P+ARCHIVE レクチャー&ワークショップ2011「実践 アート・アーカイビング」参加者募集
「P+ARCHIVE」 PROJECT DOCUMENTATION
『地域・社会に関わるアートアーカイブ・プロジェクト』 P+ARCHIVE 一年の活動記録
アーカイブの運営者、研究者、アーティストとして自身の活動を記録し続ける川俣正などを招いた連続レクチャーや、現在進行形のアート・プロジェクトを実際にアーカイブ化することを試みた月1回の研究会などの全記録をまとめたドキュメンテーション。
デジタル・アーカイブ公開のお知らせ
アート・アーカイブ ガイドブックβ版
本ガイドブックはアート・プロジェクトの活動の記録・保存方法を紹介することを主な目的とした案内書であり、アーカイブの知識を持たない初心者でもガイドに沿って作業を進めれば、プロジェクトの記録・保存が可能となるよう工夫されています。
Public Art Review 最新号刊行
『リアリズム&リプレゼンテーション』”Realism & Representation”
2010年秋冬号<43号> Issue 43 • fall/winter
今号のパブリックアート・レビュー誌は、近年アメリカ合衆国や海外において増加傾向にある具象的表現のパブリックアートを特集している。ゲストエディターに美術評論家パトリシア・フィリップス(Patricia C. Phillips)らを招き、具象的彫刻、人びとの参加を促す作品等を紹介する。さらに、ヨハネスブルグのアパルトヘイト廃止後における自由への開放、ストリートにおけるパブリックアート、メモリアルの考え方に多大な影響を与えた2人のアーティスト等を扱う。
その他に、アメリカの各州におけるパブリックアート・プログラムの連載として、本号ではニューヨーク市でのプログラムを紹介。さらに、アトランタ、セントポール、台湾でのパブリックアートの現状やカリフォルニア州立大学のキャンパスシステムのパブリックアート・プログラム等を取り上げる。
【掲載アーティスト】
Antony Gormley、Kate Gilmore、William Cochran、Roman Signer、Reshada Crouse、Marlene Dumas、William Kentridge、Judith Shea、Patricia Cronin、William Pope.L、Mark Tribe
A4、98頁 オールカラー 定価1,700円
「Open Meeting@The公開空地」プロジェクトがこの秋、本格始動します!
今回の「公開空地@Afternoon→Night」プロジェクトは、A&Sの拠点(3331アーツチヨダ)に程近い秋葉原駅周辺にフォーカスし、その世界的に注目される地域に点在する「公開空地」に昼夜にわたり、アーティスティックな光をあてるプロジェクトです。
多くのひとびとが常に行き交う都市空間を舞台に展開するこのプロジェクトは、若手アーティストのパブリックな場での作品発表を支援するとともに、秋葉原のコミュニティが享受できるアートイベントとして、地域の創造性を高めることをめざしています。
特に今回は、日本オーディオ協会のオーディオ・フェアとリンクして、そのイベント会場である富士ソフトアキバプラザのご協力のもと、実施されます。
アキハとコミュニケートするアートイベントに是非ご参加ください!
参加希望の方はinfo@art-society.com (アート&ソサイエティ研究センター)までお申し込みください。
17:30~18:30 ペンライト・パフォーマンス予定場所:秋葉原富士ソフト 南側エントランス(地図)
19:00~20:00 映像プロジェクション(若手アーティスト作品)予定場所:秋葉原富士ソフト 御徒町側エントランス(地図)
norimimchi hirakawa ≪the irreversible[ para-no.0]≫
13:00~16:00 TETTA『三十三間堂プロジェクト「千仏顔を作ろう!」/三十仏の会』詳細:http://teddha.exblog.jp/
予定場所:3331アーツチヨダ
16:00~17:00 TETTA「仏を学ぶ歩きかた」3331アーツチヨダ ~ 秋葉原駅前 ~ 秋葉原富士ソフト 南側エントランス(地図)
18:00~20:00 TETTA「三十三間堂プロジェクト/三十仏の会」映像プロジェクション予定場所:秋葉原富士ソフト 南側エントランス(地図)
【主催】
特定非営利法人 アート・アンド・ソサイエティ研究センター
〒101-0021東京都千代田区外神田6丁目11-14, 3331Arts Chiyoda, 311b
TEL:090-7719-9972
URL:http://www.art-society.com
【協力】
社団法人 日本オーディオ協会、富士ソフトアキバプラザ
「Open Meeting@The公開空地」プロジェクト
都市にある「公開空地」という不思議な空間。このスペースは、プライベートな所有地であり、 同時にパブリックな空間として存在しています。 アート&ソサイエティ研究センターは、この「公開空地」を文化的に利活用することを検討する新たなプロジェクトを2010年夏からはじめました。
アンドレア・ジッテル インタビュー / ハイデザート・テストサイトの軌跡
磯山智之
ロスアンジェルスから東へ約220キロ、フリーウェイ10号線から分岐した62号線は、北へ向かい一気に高度を稼いだあと、ジョシュアツリー国立公園の北端を縫うように東進する。南側には海抜150mから1500mに跨がる国立公園の砂漠の奇観が続く。アンドレア・ジッテル1主催の『ハイデザート・テストサイト』(HDTS)は、このフリーウェイに沿って点在する砂漠のコミュニティを舞台にした壮大なアート・プロジェクトである。恒久的な作品の設置だけでなく、毎年夏には期間限定の展示やイベントも数多く行われ、地元には現代美術のひとつのありようとしてすっかり定着した。
しかし、HDTSを体験するのは容易ではない。一番西のサイトから一番東のサイトまで直線距離で80キロ以上、すべてを見ようとすれば2日あってもたりない。ましてや、いくら地図があるといっても、目印の少ない灼熱の砂漠で目的のサイトに一発で辿り着くなんて不可能に近い。行ったり来たり、砂漠の只中で道に迷うこともHDTSの醍醐味である、とアンドレア自身も言っている。
2000年にジョシュアツリーに住居を構えて以来、アンドレアと友人達とともに私財を投じて近隣の土地を購入し、アーティスト達に表現の場を提供してきた。何が彼女を突き動かし、何を彼女はこの砂漠の酷い照り返しの下で見てきたのだろう。七年に亘るHDTSの活動をアンドレアに振り返ってもらった。
Allen Compton (from HDTS 3) / Photo credit: none
未建築な建築/この未完なものの素晴らしさ
藤原惠洋 (九州大学大学院芸術工学研究院教授・建築史家・工学博士)
1.プロローグもしくは建築の省察への径(みち)
2.小屋への偏愛
3.津久見市のミカン小屋との邂逅
4.ミカン小屋の建築性
5.ミカン小屋の成立の背景
6.今和次郎の感受性で
7.建築の初源へ
Public Art Review 42号刊行
特集『Australia + New Zealand』
オーストラリアとニュージランドのパブリックアート特集。
ゲスト・エディターにパブリックアートのキューレターであるアン・ロックスレイを迎え、2カ国のユニークなプロジェクトを紹介しつつ、そのプログラムやアーティスト、実践アイディアなどを報告する。
リチャード・セラ、アンディ・ゴールズワージ、ソル・ルウィット、アニッシュ・カプーワ、クリスト=ジャンヌ・クロードなどの作品やオーストラリアの主要都市でのテンポラリー・プロジェクトのツアーを紹介。
その他、米国メリーランド市のコンテンポラリー・パブリックアートの歴史と現状の調査、アーロン・レヴィによるパブリックアート界の4人のリーダーとの対談、世界における最新のパブリックアート・プロジェクト情報、関連書籍の紹介などを掲載。
定価1,700円(郵送費別)