アーティストは今、ソーシャリー・エンゲイジド・アートをいかに捉えているのか?
一線で活躍するアーティストによるトーク&ディスカッション・シリーズ
Vol.9 「差別団体のデモに抗議してみる」
「差別団体のデモに抗議してみる」というワークショップ型アートを仮定してみるとそこにはどのような問題が立ち上がるでしょうか? 第一の問題は「社会問題への興味」と「社会問題に介入するアートへの興味」との間には根本的な隔たりがあるということ。第二の問題はネット空間における表現の「実験」の激化の果てに現実空間に産み落とされてしまった差別デモをアートの手で再び「実験」に引き渡してしまうということ。この仮定と問題提起は、社会がアート化しアートが社会化して交わり表現の自由と自由な表現が交換されてしまう危険な一線を提示するものです。その一線を認識することはソーシャリー・エンゲイジド・アートの前提条件を確認することでもある筈です。作品の紹介を通してわかりやすく考えを共有したいと思います。
開催概要
日 時 2018年5月25日[金]18:30–20:30
会 場 3331 Arts Chiyoda B1階マルチスペースB105 (www.3331.jp/access)
定 員 20名(先着順)
参加費 800円(コーヒー/資料代込)
ゲストプロフィール
竹川宣彰 Nobuaki Takekawa
平面、立体、インスタレーションなど多岐に渡る表現方法で、独自のセンスとユーモアに富んだ作品を制作。国内外で数多くの展覧会に参加しながら、デモなどの路上の活動にも加わり、社会・歴史と個人の関係を常に問い直している。近年参加した展覧会は「理由なき反抗 」ワタリウム美術館(2018)、ウラジオストクビエンナーレ(2017)、シンガポールビエンナーレ(2016)、あいちトリエンナーレ(2016)など。
http://takekawanobuaki.com
お申込み
下記のGoogleフォームよりお申込ください。
https://goo.gl/forms/e19Sve2LBDVdatqi2
主催:NPO法人アート&ソサイエティ研究センター