【SEAラウンドトーク】 岩井成昭
Vol.10「辺境=課題先進地域」に求められるアートとは?


アーティストは今、ソーシャリー・エンゲイジド・アートをいかに捉えているのか?
一線で活躍するアーティストによるトーク&ディスカッション・シリーズ

Vol.10 「辺境=課題先進地域」に求められるアートとは?

首都圏に暮らす人々には馴染みがないかもしれない。しかし、「辺境」においては、「課題先進地域」「消滅可能性都市」「限界集落」等々、行政はさまざまなレッテルを地方の街に貼りつけます。その地に暮らす人々がどのような感情を抱こうがお構いなしです。岩井氏が暮らす秋田県は人口減少、少子高齢化、産業構造の硬直化など、社会課題の宝庫であり、日本における社会課題地域の「トップランナー」であることは数々のデータが証明しています。そのような辺境における人々の健全な将来に寄与するための処方は、宗教やイデオロギーによらない意識の変革であり、それが可能と見なされている唯一の選択肢「アート」に委ねられていると言っても過言ではありません。「地方再生」を目的にするのではなく、在りのままを知ることで結果的に地域貢献を促す「アート」は可能なのか?その試案を語ります。

開催概要

日 時 2018年7月20日[金]18:30–20:30
会 場 3331 Arts Chiyoda B1階マルチスペースB105 (www.3331.jp/access
定 員 20名(先着順) 
参加費 800円(コーヒー/資料代込)

ゲストプロフィール

岩井成昭 shigeaki iwai(アーティスト)
1990年代から都市の多文化化をテーマに複合的なメディアによる視覚表現を展開。2000年代から、アジアパシフィック・トリエンナーレ、ハバナ・ビエンナーレ、横浜トリエンナーレ等、国内外の国際展に多数参加。地域の環境やコミュニティーの調査をもとに、インスタレーション・映像・音響・テキスト・キュレーションなどを複合的に取入れた視覚表現を展開している。2010年から「イミグレーションミュージアム・東京・パイロットプロジェクト」を始動させたほか、近年は、人口減少や移民受入におけるアートの役割について考察。また「辺境芸術」を標榜して、秋田県全域でアート・プロジェクトを実践している。

お申込み

下記のGoogleフォームよりお申込ください。
https://goo.gl/forms/e19Sve2LBDVdatqi2

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主催:NPO法人アート&ソサイエティ研究センター

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