V Collaboration 協働 (pp.51〜57) サマリー
SEAにおいてアーティストはプロジェクトの概念的ディレクターであり、コラボレーションのあり方は通常アーティストによって設定される。アーティストと参加者の役割を考える際の重要なポイントはアカウンタビリティと専門性(専門的技術)であり、相互間の説明責任をきちんと認識する必要がある。それには、Pablo Freireの批評教育学が参考になり、それは「知らないことを教えるのではなく、彼ら自身の専門性を発見して、これから彼らが何を知る必要があるかを自身で決めるのを助けること」なのである。
またテーマや構成について、初めから決められていない枠組みを提供する必要がある。それは、特定のイシューにまつわる新たな視点を生み出すための経験をもたらし、方向付ける枠組みを提供することである。そのためにOpen Space Technology(OST)(集団でのブレインストーミングのひとつの形式)が有効であり、グループの必要性や関心事を理解する上で非常に参考になる。
ディスカッション
アートである。
(モデレーター 清水)