SEA研究会について

アート&ソサエティ研究センターは、今「ソーシャリー・エンゲイジド・アート」と呼ばれる、地域や社会に能動的に関わっていくアートのあり方に注目しています。この種のアートは、欧米では様々な実践活動の蓄積があり、近年はアカデミックな研究領域としても確立してきていますが、日本ではまだ十分に理解が進んでいないように思われます。
私たちは、こういったアートの新しい領域について、理解し考えていくことを目的として、自主的な勉強会「SEA研究会」を始めました。
その第一弾として、ニューヨークMoMAの教育課でアダルト&アカデミック・プログラムのディレクターを務めるアーティストPablo Helgueraによる実践者向けのコンパクトな手引き書『Education for Socially Engaged Art~A Materials and Techniques Handbook』(Jorge Pinto Books, 2011)をテキストとしながら、日本の状況なども見据えて議論・考察し、その記録をこのページで報告していきます。同書のコンテンツは、以下のとおりです。

今後、月1~2回のペースでこの書籍をテキストとしつつ、ソーシャリー・エンゲイジド・アートのフレームについて考えていきたいと思います。ご興味のある方はお気軽にお問合せください。

問合せ先:info@art-society.com(件名に「SEA研究会について」と入れてください。)

Text Book 1:
Education for Socially Engaged Art
— A Materials and Techniques Handbook —

41n8EJUdvDL

第一弾として、ニューヨークMoMAの教育課でアダルト&アカデミック・プログラムのディレクターを務めるアーティストPablo Helgueraによる実践者向けのコンパクトな手引き書『Education for Socially Engaged Art~A Materials and Techniques Handbook』(Jorge Pinto Books, 2011)をテキストとしながら、日本の状況なども見据えて議論・考察し、その記録をこのページで報告していきます。同書のコンテンツは、以下のとおりです。

目次

Introduction はじめに
Ⅰ Definitions 定義
Ⅱ Community コミュニティ
Ⅲ Situations 状況
Ⅳ Conversation 会話
Ⅴ Collaboration 協働
Ⅵ Antagonism 敵対関係
Ⅶ Performance パフォーマンス
Ⅷ Documentation 実践の記録
Ⅸ Transpedagogy 教育を超えて
Ⅹ Deskilling 脱熟練

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2019年よりSEAの情報はSEAリサーチラボより発信いたします!

世界的潮流となっているソーシャリー・エンゲイジド・アートに注目し、2013年よりアート&ソサイエティ研究センターのメンバーを中心にSEA研究会を創設。以来、世界のSEA事例の調査・研究、イベントや国内初のSEA展覧会の開催、SEA関連書籍の翻訳出版などさまざまな活動に取り組んでまいりました。
今後はSEAに特化したサイト、SEAリサーチラボより情報を発信してまいります。2018年までのSEA関連情報は本サイトにて引き続きご覧いただけます。

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