この作品は1998年にテンポラリー作品としてニューヨークで発表され、現在はパーマネント作品として、ウィーン中心部の公共空間で見ることができる。場所は、Verbund本部ビルと隣接する“Am Hof”という歴史的広場の間であリ、毎日日没とともに一時間稼働している。ビルの48mにわたる長いファサードに沿ってグリッド状の装置が埋め込まれており、そこに32本の蛍光灯が設置されている。蛍光灯はスポットライトよりも均質な光源を提供しくれることから選ばれた。加えて、グリッドからは霧が柔らかく40秒間噴射され、3分間隔でこのプロセスが繰り返される。その霧は風とともに常に動きをくり返しながら、夕暮れ時の黄色い照明のためのスクリーンとなり、はかないベールのように建物を包み込む。
アーティストは「霧が都市空間の新たな感知をうながすツール、道具になっている」という。かれはアートを通じて自然現象を都市空間に持ち込み、日常的なコンテクストや経験に新たは感知をもたらしてきた。
この作品は、Verbundという自然エネルギーを中心とする電力会社のコーポレート・コレクションSammlung Verbundの一部として、企業本部ビルのエントランス付近に設置された。他にも著名なアーティストによるコレクションを積極的に展開している。キュレーター:Gabriele Schor, Director, Sammlung Verbund
アーティスト | Olafur Eliasson |
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アーティスト(日本語) | オラファー・エリアソン |
ジャンル(建築家、ランドスケープなど) | アーティスト |
場所(国) | オーストリア |
場所(原語) | Verbund Building, Am Hof, Vienna |
完成年 | 2008 |
施主・主催 | Verbund Collection |
関係団体(共催、後援、助成、協賛、協力) | |
資金源 | その他 |
資金源(その他の場合) | 民間資金 |
予算規模(円) | |
外部リンク | http://www.verbund.com/kt/en/sammlung/yellow-fog |
タグ(地域、テーマ) | コーポレート・アート, ヨーロッパ |