この作品はデンマーク国営放送本部ビルにパーマネント設置されたもの。コペンハーゲン新たに建てられた本部ビルは文化センターやコンサートホールも配され、一大文化施設となっている。このモニュメンタルなビル群のデザインはヴィルヘルム·ラウリッツェン建築事務所とジャン・ヌーベル・アトリエによるものである。
本作品はこの開発のためのパブリックアートとしてデンマーク芸術財団によって委嘱された。ベルリン出身のアーティスト集団で、主に公共空間における仕事を展開しているインゲス・イデーによる。高さ19mのステンレス鏡面磨きで、卵の原初的なフォルムと現代のコミュニケーション技術を象徴するアンテナ状のフォルムが結びつけられている。このフォルムの対比が日常的なコンテクストを打ち破るパワーをもち、また周囲のダイナミックなメディア・ハブを映しだすステンレスの輝きが反映とコミュニケーションを表現している。
アーティストの選定はデンマーク芸術財団内のパブリックアート委員会、国営放送代表者、建築家で構成された選定委員会による。デンマークでは国の建物の建築費(DDK1ミリオン以上)の1.5%をパブリックアートに充てることになっている。
アーティスト | Inges Idee |
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アーティスト(日本語) | インゲス・イデー |
ジャンル(建築家、ランドスケープなど) | アーティスト(グループ) |
場所(国) | デンマーク |
場所(原語) | The Danish Broadcasting Corporation, Copenhagen |
完成年 | 2010 |
施主・主催 | The Danish Broadcasting Corporation |
関係団体(共催、後援、助成、協賛、協力) | Danish Arts Foundation |
資金源 | 公的資金 |
資金源(その他の場合) | |
予算規模(円) | 1億以上 |
外部リンク | http://ingesidee.de/project.php?dvopgid=124&lang=en&id=66 |
タグ(地域、テーマ) | ヨーロッパ, 都市再生 |