ボックスに収納した資料は社員の皆さんにも利用しやすいように、空調設備が整った本社ショールーム内にアーカイブコーナーを設置することになりました。また、このコーナーに設置する専用の収納キャビネットは、コトブキシーティング社から図書館設備で実績のあるキハラ株式会社に発注しました。当法人は、資料の保管と閲覧に適したキャビネットの設計に協力しました。
歴史あるコトブキシーティング社のアーカイブズ資料を収納するのに相応しい格調を持ったキャビネットを設計するために、国内外のアーカイブ機関や図書館、書店などの先行事例をリサーチしていきました。またキハラ社が都内に図書館設備を納品した図書館やアーカイブ施設も見学し、色味や機能などを確かめていきました。
資料を収納した保管容器のサイズを集計して十分な棚幅・高さを確保できるキャビネットのサイズを計算し、また資料を広げて閲覧しやすいカウンターを追加するなどの方針を提案していきました。
スペースの都合でイスを置くことが難しいため、閲覧用のカウンターは立って資料を見やすい高さに設定しました。段ボールでモックアップを作成し実際にトライアルして使いやすい高さを決定していきました。
また、キャビネットの色味もサンプルをいただいて現地の照明で比べながら、関係者で意見交換をして決めていきました。