第4回レクチャー「資料(マテリアル)を募る方法:アートプロジェクト、アートNPO活動等」は、講師に嘉藤笑子(アート・オウトノミー・ネットワーク AAN代表、武蔵野美術大学講師)をお迎えして、10月7日(木)19:00から開催します。
□内容:
芸術活動の団体や個人の活動資料をアーカイブ情報として捉え、収集、保存、公開の手法について検討する。期間が限されているイベントのフライヤー・DM・ポスター等、自主的な活動を展開している芸術団体の活動を広報するために発行される資料情報をデータベース化していく手法について学んでいく。さらにアーーティストのポートフォリオの新たな収集方法を検討し、資料の収集や保存についても考えていく。
□嘉藤笑子(Emiko Kato)氏プロフィール AANディレクター
1992−97年にイギリス・ロンドンに滞在し、シティ大学芸術政策運営学部ミュージアム・マネージメントMA取得。
帰国後、美術雑誌にアート情報を執筆および翻訳をしながら自主的に美術展を企画・運営。
2001年から地域を拠点にしたアート・プロジェクトに数多く携わっている。東京・向島で長屋を活用したアーティスト・イン・レジデンスを運営(2001−05)。元米店を改装したオルタナティヴ・アートスペース「RICE+」を運営(2002−05)。地域に開かれたカフェを運営しながらアート・イヴェントを数多く開催。沖縄・那覇市で開催されているwanakioにキュレーターとして参加(2002,2003,2005)。AAF(アサヒ・アート・フェスティバル)に実行委員として参加(2002−06)。野毛Hana*Hanaという桜木町駅前の商店街に位置するコミュニティ主導のシェアリングオフィス兼レンタルスペースの運営。映像メディアを中心にした地域コンテンツの創発に心がけている。
現在、アート・オウトノミー・ネットワーク(AAN)を主宰。AANは、国内外の小規模アート組織および事業に関するアート・アーカイヴ&ネットワーク事業を展開。2002年より武蔵野美術大学講師。
書籍「ミュゼオロジーの実践篇」(2003,武蔵野美術出版・共著)、「20世紀の美術と思想」(2002,美術出版・共著)「東京Aアート・ガイド」(2000,美術出版・共著)「Easy Living:テレンス・コンランの休日スタイル」(2003,エクスナレッジ・翻訳)、そのほかカタログ翻訳多数。
特定非営利活動法人向島学会理事、2006年6月〜2007年2月アート・イニシアティヴ・シティ実行委員会実行委員長