ART & SOCIETY RESERCH CENTER

P+ARCHIVE

2021.11.21

[P+ARCHIVEレクチャー・シリーズ Vol.2]
ミュージアム・アーカイブズの実践と活用

夢土画廊関係資料の展覧会案内葉書

「P+ARCHIVEレクチャー・シリーズ」では、アート活動に関わるアーカイブの理解をさらに広めるために、さまざまな分野の専門家の皆さんを講師に招いたレクチャーを開催します。

今回は講師の長名大地さんが研究員を務める東京国立近代美術館アートライブラリでの活動を事例として紹介いただきながら、美術館で取り組むアート・アーカイブについてお話を伺います。

開催概要

日 時:2021年12月10日(金)18:30〜19:30
参加方法:Zoomウェビナーによるオンライン開催
参加費:無料
定 員:30名程度(先着順) 
講 師:長名大地(東京国立近代美術館企画課情報資料室 研究員)
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※当レクチャーは、ウェビナー申込者のみがライブ配信で視聴できます。
※収録動画のアーカイブ配信はいたしましません。
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作家ファイル
東京国立近代美術館では展覧会の案内ハガキなど「エフェメラ」と呼ばれる一過性の資料をアーティストごとに「作家ファイル」として保存してきました。4,400件を超える膨大な数のファイルをデータベース化した工夫や、エフェメラを保存する意義をお聞きしていきます。

アーカイブズ資料:夢土画廊関係資料
「夢土(むど)画廊関連資料」は美術館として画廊資料の寄贈を初めて受け入れ、アーカイブズ記述の国際一般原則「ISAD(G)」に基づく資料整理に取り組み、2019年から一般公開しています。当時を伝える貴重な一次資料の整理に関するお話から、具体的な活用方法についてもお聞きします。

展覧会関連写真のデジタル化と活用
美術館が所蔵する資料の事例として、展覧会関連写真のデジタル化の取り組みを紹介いただきます。展示風景を記録したガラス乾板のデジタル画像を用いた活用案についてもお聞きします。

美術館のなかのアーカイブズ資料にスポットライトを当てて、それぞれ特徴的な資料に対して長名さんが日々の活動のなかで工夫されている取り組みをお話いただく機会となります。後半では質疑応答の時間も設けますので、ご興味ある方はぜひご参加ください。

参考リンク

東京国立近代美術館 蔵書検索「作家ファイル」一覧
夢土画廊関係資料
東京国立近代美術館研究紀要25号「<資料紹介>夢土画廊関係資料について」

講師プロフィール

長名大地|Taichi Osana
東京国立近代美術館研究員。博士(学術)。専門分野は西洋の近代美術史。アートライブラリ運営や、美術資料に関する調査・研究に従事。
過去の業績はresearchmapを参照(https://researchmap.jp/taichiosana)。

お申し込み

参加ご希望の方は、下記のZoomウェビナー登録フォームよりお申し込みください。

イベントは終了しました。

フライヤーPDFダウンロード

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主催:NPO法人アート&ソサイエティ研究センター