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2024.12.20

ベネッセアートサイト直島を訪問しました

ベネッセアートサイト直島(以下BASN)のアーカイブについてはprojectページで紹介させていただいていますが、今回2度目の現地訪問の機会をいただきました。
12月4日(水)、5日(木)の2日間に渡り、アート企画部 アーカイブ セクションの中岡志帆さんと、菅野悠さんにご案内いただきました。2日目にはアート企画部部長となられた金廣有希子さんにも加わっていただき、打ち合わせを行なってきました。

以下に訪問時の様子を少しだけ写真でご紹介します。

1日目は2018年の訪問時から移転しているオフィスや、倉庫にある現物資料を見せていただきながら、目録の作成状況についてもお話を伺いました。

瀬戸内「   」資料館


宮浦ギャラリー六区の瀬戸内「 」資料館では、アーティストの下道基行さんにもお声がけいただいていて、直島での下道さんご自身の活動とアーカイブについてお話をお聞きすることができました。興味深い空間につい長居をしていると、作品を展示中の地元住民の方が立ち寄られ、BASN、アーティスト、地元住民3者の交流拠点となっている場面に立ち会えました。

2日目は地中美術館や李禹煥美術館、新しく2022年にオープンしたヴァレーギャラリーなど、作品施設を数箇所ご案内いただきました。各施設の特徴を時系列にご説明いただきながら鑑賞し、BASNの設立当初からの理念と全体像の理解を深めることができました。

李禹煥美術館

また純粋にアート体験として、初めて直島を訪れた筆者には全てが感動の連続でした。直島2度目のスタッフも、同じ作品でも前回とは違う体験になったようで、リピートして訪れたくなる場が維持されていることを実感しました。

このようなBASNのアーカイブの取り組み状況については、今後またご紹介していけたらと思います。