2011年度のP+ARCHIVE レクチャー&ワークショップが始まりました!
第1回レクチャーは講師としてキュレーターの住友文彦さんにいらしていただきました。
住友さんはキュレーターとして数多くの展覧会を関わっていらっしゃると同時に日本美術オーラル・ヒストリーにおいてアーティストへのインタビューを記録しネット上に公開するという興味深い活動をされています。
初回のレクチャーにふさわしく、アーカイブする対象をどう決めるか?そして、インタビューした作家の許可を得ながら公開してゆくこと、またそれがどう活用されるのか?など、住友さんには、アート・プロジェクトをアーカイビングしてゆくうえで考えなければならない具体的な課題を提示いただきました。これらの課題について、今後の連続ワークショップのなかでじっくり検討ができればと考えております。
「アーカイブする価値や有効であるということを発信してゆくことが大切」という住友さんのことばをかみしめつつ、「明日を構築するアート・アーカイビング」について、みなさんととともに考えてゆきましょう!
20数名の参加者のみなさん、ご参加ありがとうございます。
今後のワークショップを通じて、アーカイビングに関わる実践的な手法を多角的に学んでいきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
アート&ソサイエティ研究センター 清水裕子
(写真:廣瀬遥果)