アート活動を記録し共有するためのアート・アーカイブについて各国の手法を語り合う国際シンポジウム。完成した作品ばかりでなく、創造の背景やプロセスなどを包括的にアーカイブする手法は、将来の活動にとって貴重な経験・情報やノウハウとなる宝庫として近年注目されてきました。しかし、日本での取り組みはまだ模索中であり、貴重な記録資料を整理・活用する有効な手法をさらに構築してゆく必要があります。
そこで、アート・アーカイブの分野で、欧米やアジアをリードする米国、ドイツ、韓国、そして日本の専門家に参加していただき、かれらの知とスキルを相互に交換・共有・ネットワークする国際シンポジウムを開催しました。これは国際交流基金の助成で実現し、会場には多くの聴衆が集まり、アート・アーカイブへの注目度をあらためて認識する機会となりました。