ART & SOCIETY RESERCH CENTER

P+ARCHIVE

実践 アート・アーカイビング

アート活動の現場では、膨大な資料や書類が日々蓄積されていきます。これらは個人や団体の将来の活動を支える貴重な情報やノウハウ、経験の宝庫です。しかし、現在進行中の運営や製作の作業に追われ、それらを整理、保存する余力がないのが現実ではないでしょうか。
P+ARCHIVEは、これらの貴重な資料が散逸してしまいがちな現状に対して、その記録・保存を効率よくおこなうアーカイビングの方法を構築し、その実践にかかわる人びとと共有してゆくことが重要だと考えています。

そこで、「実践:アート・アーカイビング」は、アート・アーカイブへの理解を深めるためのレクチャーや、文書管理の基礎的なスキルを学ぶ連続ワークショップを通じて、アート・アーカイビングにかかわる実践的な人材育成を目指します。そのプロセスは各運営主体にとって、アーカイビングという一見複雑で煩雑な作業をシンプルに効率よく展開するひとつのガイドになるでしょう。また、その体験がネットワークされることによって、ひろく次世代のアート活動にとっても、価値ある資源を残し、新たな文化環境をつくり出すための創造的な作業となるでしょう。