アートプロジェクトでは記録が体系的に管理され、その成り立ちやプロセスが残されていくことが重要になります。しかし、プロジェクトの現場ではなかなか実践が難しく、「残しきれていない」という現実があります。
今年度プログラムではアーカイビング手法の開発に主軸を置いて、現場レベルでプロジェクトのアーカイブ構築が実践可能な、「アーカイブキット(仮)」の作成を目指します。
プログラム構成は、実践的なノウハウを考える研究会としての「Art Archives Kit Lab(キットラボ)」と平行し、アートプロジェクト実践者とアーキビストで意見交換しネットワークの場としての「Archivist Networking Café(カフェ)」を各3回ずつ開催します。
それぞれのプログラムで得られた成果を相互のプログラムで高めていき、本年度末にアートプロジェクトのアーカイブ構築のための実践的かつ導入しやすいキットにまとめていきます。