われわれは今「公的な空間」をどこに求めればよいのでしょうか。アートを通じて国際的にパブリック・スペースの可能性を探ってきた2人のファシリテーターを迎え、パブリック・スペースの多元的な読みとき方に迫ります。
「パブリックスペース」と言えば、何を思い浮かべますか。 私たちの「公的な空間」とは、国・市に提供され、管理された場所を言うのでしょうか。それとも、ただの通行するための場所でしょうか。公園、駅、道路、ショッピングセンター、広場、カフェ、ホテル。あるいはインターネットのソーシャルスペースでしょうか? 今「パブリック」の領域は、広がっているのでしょうか、それとも反対に小さな「島」になっているのでしょうか。私たちは日常生活の中であまり意識せずに「パブリックスペース」に関わっていますが、実際、何の意味があるのでしょうか。
「パブリックスペース」とは、さまざまな人が共存し、さまざまな行為が行われ、多様で、多くの可能性を持っている場所です。「パブリックスペース」は政府などに作られたものではありません。私たちのそれぞれの行為、思い、想像力つまり広い意味での「アート」によって構築されています。
では、そのような場所で、私たち個人と個人は、交流・コラボを通してどのようなことができるでしょうか。
今回は、プレゼンテーションのあと、ご一緒に行うワークショップを通して、パブリックスペースの在り方、可能性、その未来を検証します。
『パブリックスペースはどこにある?』
2012年1月24日(火) 19:30~21:00(開場 19:00)
トーク:太田エマ(インディペンデントキュレーター)
山岡佐紀子(アーティスト)
【会場】amu
【共催】NPO法人アート&ソサイエティ研究センター/amu