IFレクチャーの2回目は、2007年のヴェネチア・ビエンナーレのアペルトに招聘され、現在若手日本人アーティストとして国内外で注目を集めている森弘治さんをお呼びします。クリシュトフ・ウディチコに学び、現代社会の不可視なシステムを人々に気づかせ、アクセスできるためのディバイスとしてアートをとらえる森さんの考えは、今日の、アートの社会化を是とする地域アートプロジェクトのトレンドに疑問を投げかけます。当日は、森さんのアーティストとしての基礎を形成したマサチューセッツ工科大学での教育プログラムや現在海外で行われているエクスペリメンタルなアートプロジェクトを紹介する予定です。社会とアート関係をクリティカルな切り口から考え続ける森さんのお話は、大変刺激的なレクチャーとなるでしょう。
『アートによる“パブリック・インターヴェンション(介入)”』
1月23日(金) 19:00~20:30
トーク: 森 弘浩 (Hiroharu Mori)