石炭産業が衰退したまちの再生をめざした住民参加のプロジェクト。

アルゼンチンの最も悪名高い旧『カセロス刑務所（Caseros Prison）』。刑務所の取り壊しの前に、ビルの壁面を使用し、悲惨な環境におかれた囚人たちの姿を浮き彫りすることを試みたプロジェクト。

2008年リバプール・ビエンナーレでのリチャード・ウイルソンによる巨大キネッティック・アート。建物のファサードが直径8mの円形状にくり抜かれ、ゆっくりと回転する。

9・11同時多発テロの悲劇により年若くこの世を去った9人の少女たちを悼んだメモリアル。

アラバマ州のヨーク市（人口約2,800人）のメインストリートで荒れ果てていた家屋を、アーティストと住民のディスカッションにより、家を模した開閉式のコミュニティ・シアターとして再生したプロジェクト。

麻薬取引の拠点で発砲事件の絶えないメキシコ西部の都市クリアカンで、住民から集めた銃をつぶしてシャベルに加工。そのシャベルを使って地域のパブリック・スペースに植樹した。

アフリカン・アメリカンのアーティスト、リック・ロウが中心となり1993年に開始したコミュニティ活性化プロジェクト。取り壊されようとしていたぼろぼろの長屋22戸を、ロウたちアーティストのグループが買い取り、ギャラリー、アーティスト・イン・レジデンス、若い未婚の母のための一時的住居などに変えコミュニティの再生を図った。

メキシコ系アメリカ人アーティスト、ジュディ・バカのディレクションのもと、ロサンゼルス北部のバレーグレンにある約840mの洪水コントロール水路の壁面に、カリフォルニアにおけるマイノリティの歴史をテーマにした壁画を、地域の若者たちが描くプロジェクト。1976年の第1期から1983年の第5期までに、先史時代から1950年代までの歴史絵巻が完成し、世界で最も長い壁画の一つに数えられている。現在も次の時代の制作が計画されている。

『11の涙』は9・11同時多発テロで亡くなったアメリカン・エクスプレスの職員を悼んでつくられたメモリアル。

2004年3月11日にマドリッド、アトーチャ駅ビルでの同時多発テロによる191人の犠牲者を悼むメモリアル。