About us
NPO法人アート&ソサイエティ研究センターは、都市や地域における芸術文化活動が、今日の社会をより豊かに変化させると考えています。 2009年の設立以来、地域社会や人びとに深く関わる国内外の芸術活動を調査・研究・記録し、その国内における芸術実践を支援してきました。アーティストの活動を社会や人びとと結び、その関係性をさらに深化させ、その多様な役割を発信していきたいと考えています。 このような活動を通して、都市や地域の文化的発展と人びとの創造的環境の充実に寄与していくことが、本団体の活動目的です。
Art & Society Research Center, a non-profit organization, believes art and cultural experiences enrich contemporary society. Since our founding in 2009, we have been researching and archiving the arts activities that engage communities and people in Japan as well as abroad. Our mission is to enhence the relation between arts, culture and society, and to disseminate broadly diverse roles of art activities, and further to contribute to the cultural development of cities as well as and communities and enhance the creative environment of the people.
Activity
LECTURES AND CONFERENCE
芸術文化を中心とした多様な分野の最前線で活躍するゲストを迎えるレクチャーおよびテーマ毎の研究会を開催
Lectures and conference on a wide variety of topics relating to art and culture with guests from the forefront of the fields.
PROJECT DEVELOPMENT AND PRACTICE
芸術文化を通じたまちづくり、地域コミュニティの創造的再生活動、社会的課題に取組む芸術実践など、調査研究活動を踏まえたプロジェクトの企画や実施
Planning and managing of projects like community development through arts and culture, creative revitalization activities for local communities, and socially engaged art practices based on our research activities.
PUBLICATION AND INFORMATION SERVICE
機関誌、翻訳や書籍出版などによる国内外での都市や地域・社会における芸術文化活動の情報発信、アート・アーカイブの調査・手法・実践の発信
Journals, translations and publications of artistic and cultural activities and research, methods and practices of art archive.
MANAGEMENT AND ADMINISTRATION OF FACILITIES
都市や地域における芸術文化活動の拠点となる施設の運営や管理
Management and administration of facilities that serve as focal points for art and cultural activities in cities and local communities.
Board Members
東京生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業。南カリフォルニア大学芸術建築科パブリックアート研究科修士修了。埼玉大学大学院文化科学研究科博士後期課程修了。パブリックアートコンサルタントとして、多数の公共・民間アート・プロジェクトに携わる。2003年に社会に関わるアート活動に興味をもつ知人らと共に任意団体「アート&ソサイエティ」を設立。著作に『パブリックアート政策』など。環境芸術学会理事を務め、2015年学会賞を受賞。実践女子大学非常勤講師。
大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員。南カリフォルニア大学芸術建築科パブリックアート研究科修士修了。当NPOの設立に関わる。パブリックアートのディレクションや関連展覧会の企画に携わる。Stadtkunst Kunststadt(Berlin,2010)、ユネスコ、パブリックアート会議報告 (Paris,2011)、ECO-ART (Finland Pori Museum, 2012)などに執筆。
1959年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、パリ第7大学博士課程修了(文学博士)。芸術文化観光専門職大学教授。フランス文学 ・思想、特に詩人ステファヌ・マラルメの〈経済学〉を研究後、コンテンポラリー・アートやダンスに関する研究・批評・実践等を行う。大学を地域・社会へと開く新しい学び場「三田の家」、社会変革の“道場”こと「Impact Hub Kyoto」などの 立ち上げ・運営に携わる。博報堂University of Creativityにて講師を務める。主な著作に『GEIDO論』、『藝術2.0』(以上、春秋社)、『瞑想とギフトエコノミー』(サンガ)、『汎瞑想』、『美学特殊C』、『脱芸術/脱資本主義論』(以上、慶應義塾大学出版会)など。
美術家。東京に生まれる。東京藝術大学美術学部修士課程終了。1990年より国内外の特定地域の調査をもとに、映像、音響、書籍、プロジェクト企画運営など、メディアを限定しない表現で作品を発表。近年は異世代間交流や多文化環境におけるアートの役割について、市民ワークショップを通して考察している。「イミグレーション・ミュージアム・東京」主宰。秋田公立美術大学教授。東京藝術大学非常勤講師。 イミグレーション・ミュージアム・東京 秋田公立美術大学
西村画廊や白石コンテンポラリーアートなどの画廊に勤務時代、「モルフェ」(東京)や「谷中アートリンク」(東京)のアートプロジェクトの企画に携わる。その後、(株)タウンアートに勤務しパブリックアートのディレクションを行う。2007年から2012年までARATANIURANOを共同主宰。
新潟県出身。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士修了。アートの社会性をテーマに民間企業のアートディレクターとして、建築空間における多数の公共事業や民間のコミッションワークに携わる。「谷中アートリンク」におけるアクロバティックサーカスの企画。小学生や18歳以下の身体表現系のワークショップ講師の経験有。
早稲田大学大学院博士課程修了。淡交社美術企画部で『パラレル・ヴィジョン』『なぜ、これがアートなの?』『ロダン事典』『ゲルハルト・リヒター』など、多数の美術書を手がける。美術館との共同出版や対話型鑑賞教育の普及により、2008年度西洋美術振興財団賞受賞。2010年に株式会社ブックエンドを設立。環境総合誌『BIOCITY』のほか、『震災とアート』『アイ・ウェイウェイ主義』『マーク・ロスコ伝記』(2018年秋)などを刊行。
日本文化政策学会顧問。認定NPO法人クリエイティブサポート・レッツ理事。東京大学文学部卒業後、広告会社、シンクタンクを経て、静岡文化芸術大学教授、富山大学芸術文化学部教授を勤めた。昨今は地域発住民主体のアートプロジェクトのネットワーク作り等に携わる。共編著に『公共劇場の10年』『芸術と環境』など。 facebook
宇都宮大学大学院 工学研究科 修了。主として公共建築の設計を手掛ける。「パブリックアートは公共建築と共にあるべき」と考え、設計を通じ、公共団体等に対してアートワークの企画提案を投げかけ、ワークショップの実践やコーディネイトなどに携わる。建築と市民参画の芸術が一体となって、地域の景観や文化の醸成に貢献することを目指している。株式会社 佐藤総合計画 チーフアーキテクト。
広告会社デルフィス勤務。「他者の幸せに貢献する消費行動」を表す言葉としての「エシカル」に着目し、社内にて研究プロジェクトを設立。エシカルに向かうインサイトと、その認知向上を目的に、情報発信、企業等へのコンサルを行う。著書:『エシカルを知らないあなたへ 産業能率大学出版部』『ソーシャル・プロダクト・マーケティング(共著)産業能率大学出版部』『CSR検定3級公式テキスト(「エシカルなビジネス」章を執筆)株式会社オルタナ』 facebook
一橋大学経済学部卒、(株)パルコの販売促進、FM雑誌編集、マーケティング情報誌『アクロス』編集長などを経た後、近畿大学大学院で、パブリック・アート、コミュニティ・アートを研究。活水女子大学(長崎市)現代日本文化学科の特別選任教授を務めた後、2013年からアート&ソサイエティ研究センターにリサーチャーとして参加。翻訳書に『グラスルーツ・シアター~アメリカの地域芸術を探して』(ロバート・ガード著)。
History
2002年 | パブリックアートの研究と実践に関わってきた工藤安代と清水裕子が任意団体アート&ソサイエティを設立。 Yasuyo Kudo and Hiroko Shimizu, who were involved in the research and practice of public art, established the informal organization, Art & Society. |
2008年 | 千代田区神田に事務所を開設し、機関紙《Public Art Magazine》の発行や連続レクチャーを開催。 Opened an office in Kanda, Chiyoda-ku, published Public Art Magazine and began holding lectures. |
2009年7月 | NPO法人アート&ソサイエティ研究センターとして法人化。 Founded NPO Art & Society Research Center |
2010年 | 3331アーツ千代田に移転、東京都文化発信プロジェクト室(現アーツカウンシル東京)との共催事業《P+ARCHIVE》事業を展開、全国で実践されているアートプロジェクト(地域・社会に関わるアート)の資料や関連書籍を収集・公開・人材育成を実施。 Moved to 3331 Arts Chiyoda. Started developping the “P + ARCHIVE” project with the Tokyo Metropolitan Culture Creation Project Office (currently Arts Council Tokyo) in order to archive sources and publications and develop human resources on art projects (arts related to community and society) carried out around Japan. |
2010年 | 都内の「公開空地」を利用したアートプロジェクトに着手。若手アーティストの活動発表の場を提供し始める。 Commenced the “Public Open Space” project in Tokyo. Begin providing places for young artists to present their work. |
2012年 | 野外アートイベント「お茶の水アートピクニック」に初参加。毎年ワークショップを継続的に開催。 Participated in the outdoor art event “Ochanomizu Art Picnic” for the first time. Began workshops on an ongoing basis every year. |
2013年2月 | 国際シンポジウム「地域・社会と関わる芸術文化活動のアーカイブに関するグローバル・ネットワーキング・フォーラム」 を開催(国際交流基金の知的交流助成)。 International Symposium “Global Networking Forum Archives for Cultural and Art Activities related to Social Envionment” was held (funded by the Intellectual Exchange Grant of the Japan Foundation). |
2013年 | 「ソーシャリー・エンゲイジド・アート」に関する活動を開始、連続トークイベントや研究会を始め、継続的に実施。 Commenced activities related to socially engaged art and ongoing implementation of talk series and events. |
2014年11月 | 《リビング・アズ・フォーム:ソーシャリー・エンゲイジド・アートという潮流》展を開催(非営利芸術団体Creative TimeとIndependent Curators International (ICI)共催、公益財団法人朝日新聞文化財団 特定非営利活動法人Japan Cultural Research Institute) Held exhibition “Living as Form: Trends of Socially Engaged Art” (co-hosted by Creative Time and Independent Curators International (ICI), funded by the Asahi Shimbun Cultural Foundation and Japan Cultural Research Institute) |
2015年3月 | パブロ・エルゲラ著 『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門』(翻訳書、フィルムアート社)を出版。同月、日本におけるソーシャリー・エンゲイジド・アートの動向を探る公募イベント《SEAアイディア・マラソン》を企画開催。 Published Pablo Helguera’s Education for Socially Engaged Art (translation, Film Art Inc.). Organized the open-application “SEA Idea · Marathon” to explore the trends of socially engaged art in Japan. |
2015年 | 茨城県守谷市で活動する「アーカスプロジェクト」のアーカイブ整備事業に参画し、協働で記録資料の調査・公開を実施。 Participated in “Arcus Project’ archive development project in Moriya City, Ibaraki Prefecture, and conducted research and collaborated on the release of source materials. |
2017年2月-3月 | 《ソーシャリー・エンゲイジド・アート 社会を動かすアートの新潮流》展を開催。(文化庁、アーツカウンシル東京、資生堂、オランダ大使館、ドイツ文化センターの助成) “New Currents of Socially Engaged Art ” exhibition. (Funded by the Agency for Cultural Affairs, Arts Council Tokyo, Shiseido, the Embassy of the Netherlands, and the German Cultural Center) |
2018年7月 | ソーシャリー・エンゲイジド・アートに関するアンソロジー『ソーシャリー・エンゲイジドの系譜・理論・実践』(フィルムアート社)を企画出版。 Planned and published anthology related to socially engaged art, Socially Engaged Art History, Theory and Practice, (Film Art Inc.). |